読後感

社長の心得:小宮一慶 /(1905)

タイトル:社長の心得
初版:2014年1月30日
発行:(株)ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者:小宮一慶

 今さら、何かの社長を目指すつもりはない。
 ただ、社長の考えを全社員が共有する事で会社組織が強くなっていくのだと思う。なので、社長の心得を学んで損はないとは思った次第。
 ただし、この手の物の本を読んで陥りがちな「意識だけ高い系」にならないようになってはいけないとは思うけれど。
<閑話休題>
 財務諸表に対する理解やPDCAの回し方などのテクニック的なところも書かれてはいるが、全体的な内容は普遍的なことが書かれている。
 普遍的なこととはつまり、愚直に真面目に謙虚に社長業に取り組み、社会に貢献することで会社は利益を得られる。そして、また社会に貢献するためにはどうすべきか、どのようにすべきか?などである。
 折しも先月に読んだ稲盛和夫氏の「働き方」に通ずるところもあるし、実際に本文でも何度も稲盛氏の言葉が引用されている。
「働きがいを高めること。」「謙虚に学ぶ姿勢。」「自己研鑽。」「成功要因は自分以外のところに見出し失敗の要因は自分の中に見つける。」「社会貢献の必要性。」など多くの社長の心得が書かれている。これらは自分(私)のような雇われのサラリーマンも実行した方がいい事項である。
 もちろん、所詮は雇われの身。それら(書かれている事)を実行する義務はないと思う。ただし、サラリーマンとして楽しく働くには、つまるところそれらが必須となってくるので、義務はないが必要性はあると十二分に感じる。
 ただ読んだだけではなく、一つ一つを自分に身につける(習慣化していく)ようにしていこうと思った次第。

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