読後感

平気であなたを傷つけてくる人から自分を守る本:石原加受子/(1907)

タイトル:平気であなたを傷つけてくる人から自分を守る本
初版:2014年9月10日(電子版:2019年1月17日)
発行:鵜野大
著者:石原加受子[いしはら かずこ]

 (私自身は)別に他人に傷つけられるようなことはないので、特に表題の様な方から、身を守る術を学ぶ必要はない。
 しかし、他人の言動に「傷ついた。」とか「傷つけられた。」と、いちいち反応を示す方の心理が少しでも理解できるのではないかと思い、購入してみた。

 本の内容の結論を一言で書くと、平気であなたを傷つけて来る人は「相手にすんな。」と言うこと。
 いかにして相手にしないかの方法論だったり思考パターンだったりが書かれている。そしてその能力(本文では「自分中心」と表現)に関してはスキルと表現していた。つまり、鍛錬によって習得ができて、さらに磨きをかけることもできると言うこと。
 また、本文に「根底では、誰もが人と親しくできたらと望んでいるに違いありません。」と書いてある。「誰もが」は言い過ぎだと思うけれど、親しくすること、人間関係を良好に保つことに義務感すら感じている人もいてるのであろう。
 そのような、「みんなと仲良くしないといけない。」「嫌われるのがいや。」と言う方が読めば肩の荷が降りる本ではないだろうか。
 少し換言して「気にしなけりゃ楽なもんだよ。」と言うことが書かれている。
 主題から少し離れるけれど、「人間、どうやったってソリの合わない奴もいてるよ。」と言うのが私の主義である。どちらが悪いとかではなく、そう言うもんだと割り切れるレベルで。もちろん、喧嘩をする必要も無い。しかし、無理に合わせようとしたってお互いが疲れるだけで双方に利点はない。仕事上などでどうしても接点があるなら互いに最小限の関わりにする。それだけで十分。

 内容は別にして、本文は、同じ言葉やよく似た言い回しがなんども出てきて、文章・文体は読みづらい。若干、論法も「詭弁じゃね?」と言う感も部分的には否めないが、小説や文学ではないのでそこはご愛嬌か(?)。

 嫌われても気にしない人間は、嫌な奴なんて「相手にする価値がない」と判断したり、徹底的に互いに攻撃しあっても平気なので、そもそも他人に傷つけられるようなことがないのかも知れない。

 「気にすんな」
 そうは言っても、世の中にはそれができないので人が多いんだろう。それが無駄に高いプライドから来るのか、極度に自分が可愛くて人から嫌われるのを強度に恐れるためなのか。理由は人それぞれではあるにせよ。

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