• 読後感

    ブランディングが9割:乙幡満男

    タイトル:ブランディングが9割
    初版:2020年7月1日
    発行:(株)青春出版社
    著者:乙幡満男[おとはたみつお]

     企業規模を問わず、ブランドがもたらす影響力(メリット)がいかに大きく大切であるかについての解説があり、企業規模(特に中小企業)に合わせたブランディングの違い、具体的なボジショニングの取り方や差別化の方法について、作者の経験などから紹介されている。

     全体に渡って「できるだけコストをかけず」を意識した具体的な手法は大手企業でなくてもできる(できそう)なところが良い。

     むしろ、大手企業ではできない(できるが大手企業ではメリットが見出せない)方法もある。ニッチャー戦略的な部分はマーケティングにも通じることろがある。(マーケティングとブランディングの違い・関連性についても本文中に言及あり)


     本書の中で一番難しいのは、第3章の『「顧客の本当のホンネ」を探す<インサイト>』の隠れた需要を見出す部分かな?

     「当たり前を疑ってみる。」と本文中にはあるけれど、凡人(私)には、これができない。疑いようがないから当たり前と思っているわけだし。


     最終章に「ブランドは一日にしてならず。」との記載がある。結局のところブランドはコツコツと積み上げるしかない。

     ブランドの高さを積み上げた石の高さに例えるなら、適当に探してきた石を積み上げるには無駄に時間がかかるし、場合によっては根底から崩れる場合もある。

     本書は、(お金をできるだけかけずに)積み上げやすい平たい石の探し方、見つけ方、そして積み上げ方が紹介されているイメージを受けた。