日常・日記

野球狂の詩

東京メッツ所属、53才の大投手・岩田鉄五郎は自身の引退試合後のインタビューで突然引退を撤回してしまう。そのころ、メッツのスカウト尻間は女子野球部・水原勇気の豪球に度肝を抜かれる。鉄五郎もまた勇気の投球を目の当たりにし、自分の野球生命を賭ける決心をするが…。


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 amazonプライムで上がってきたので何げに見始めてみた。

 野球は基本的なルールくらいしかわからないし、原作も知らない。けど、昭和感が面白くて思わずみ続けていたところ、序盤を過ぎたころにやっとヒロイン(主人公:水島勇気)が登場。とても可愛く、体の線も細く華奢。当時(1977年作品)は人気アイドル(女優?)だったんだろう、知らんけど。

 主人公の活躍を見たくて、そのまま最後まで見続けたが、水島勇気の登板シーンは残念ながら少ない。
 反面、今では許されない様なセクハラシーンはある。さすがに、うら若き女性が入浴しているところにずかずかと入って行って、いきなり変化球の指導は、野球で言うと、初球で27アウトのゲームセットにしても良いくらい。セクハラレベルではなく、今なら、即「刑事事件案件」。逆に、映像としては、今みたいに裸がポンポンとでるわけではないので、肌の露出は少ない。

 あとは、どのシーンでも男は皆、どこでもかしこでもタバコを吸うし、最たるは「路上へのポイ捨てシーン」。今のプロ野球選手が路上へのポイ捨てなんてしていたら、速攻で世間から非難を受けるだろう。ただ、そう言う時代だったと思う。1977年の作品であり1990年代ですら、会社の会議室には灰皿があったし、オフィスの自席ででもタバコが吸えたと聞いている。

 昭和っぽいといえば、水島勇気の妹がプロ野球に入るために家を出た水島勇気に対して「女が家を出ていくのだ。覚悟したのか?」と、子供ながらに姉を思い問い詰める場面もある。現代のフェミニスト集団が聞いたら泡を吹いて倒れるのではないかと心配になった。冗談ではなく、そのうち、このセリフにも「ピー---ー」が入るのではないだろうか。
 他にも類似の観点がある。ドラフトで2位指名された選手が「女性である水島勇気を1位指名して、自分が2位指名だったこと」に自分を安く見られたと憤るシーン。こんなのも時代を反映しているかと思う。

 なお、ストーリーのメインはプロ野球協定により女性を起用できない壁を、岩田鉄五郎(53歳:現役投手)が、いかにしてその壁を破り女性(水原勇気)をプロ野球選手にするか。と言うところだと思う。
 こう言う破天荒も嫌いではない。

 そして、最大の謎は、岩田鉄五郎がピッチャーとしては役に立たないレベルなのに、現役であり続けられること、球団オーナーや監督に放言できること。この辺りは、原作やシリーズの漫画を読めば理解できるのかも知れない。

 

野球狂の詩 1977年:日活株式会社

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