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戦後日本の景気

神武景気 31ヶ月(1954年12月ー1957年6月)なべ底不況
岩戸景気 42ヶ月(1958年7月ー1961年12月)
オリンピック景気 24ヶ月(1962年11月ー1964年10月) →証券不況
いざなぎ景気 57ヶ月(1965年11月ー1970年7月)
バブル景気 51ヶ月(1986年12月ー1991年2月)失われた10年
いざなみ景気 73ヶ月(2002年2月~2008年2月) 

神武景気 31ヶ月(1954年12月ー1957年6月)

  • 神武天皇(日本国建国)以来の好景気から命名
  • 第二次世界大戦前の水準を回復
  • 「もはや戦後ではない」(1956年経済白書)
  • 三種の神器(BW テレビ、洗濯機、冷蔵庫)
  • 1950年から1953年までの朝鮮特需
  • 輸入が急増したことから外貨不足に陥り(国際収支が悪化)、金融を引き締める(日銀の「公定歩合」引き上げ)と景気が後退するという「国際収支の天井」による景気費変動がみられた。→なべ底不況

岩戸景気 42ヶ月(1958年7月ー1961年12月)

  • 神武景気を上回る好景気と言うことで、天の岩戸神話から命名。
  • 「投資が投資を呼ぶ」設備投資主導の景気拡大。
  • 三種の神器の急速普及。
  • 1960年12月、国民所得倍増計画(池田首相)が発表。
    • 国民総生産を10年で2倍の26兆円を目指す。
  • 流通革命によるスーパーマーケットび出現(大量消費社会の到来)。
  • 神武景気と同様に、好況のにより輸入が増え、金融を引き締めによる景気後退がみられた。

オリンピック景気 24ヶ月(1962年11月ー1964年10月)

  • 1964年10月に東京オリンピックが開催。
  • オリンピック関連の建設ラッシュおよび旅費、テレビの購入による景気回復。
  • オリンピック終了後は、証券不況と呼ばれる景気後退局面となる。
  • 山一證券の経営危機が囁かれるも、日銀特融:無制限・無担保の融資にて回避。→証券不況

いざなぎ景気 57ヶ月(1965年11月ー1970年7月)

  • 「天の岩戸神話」よりさらにさかのぼる「国造り神話」の伊邪那岐命から。
  • 5年間で名目国民総生産(GNP)が2倍以上。1968年には西ドイツを抜き自由世界第2位。
  • 3C(新・三種の神器)」が急速に普及。Cテレビ、クーラー、自動車。
  • 企業面で資本の自由化が進む。企業合併が進んだ。

バブル景気 51ヶ月(1986年12月ー1991年2月)

  • 過剰な投機熱により株式や不動産などの資産価値のバブル現象を引き起こす。
  • その後の失われた10年と 呼ばれる超長期の不況の原因ともなった景気。

いざなみ景気 73ヶ月(2002年2月ー2008年2月)

  • 「国造り神話」の女神である。伊邪那美命から。
  • 好景気の恩恵が偏ったこと、および経済成長が緩やかであったことから豊かさを感じない好景気。

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