読後感

神待ち少女(黒羽幸宏)

 「だから何?」と言うのが読了後の最初の感想。
 内容はそのまま、神待ちの少女らのレポート。
 ゴシップ誌に載っていそうな記事を単行本で発行したと言う感じで、特にどこが悪いと言う訳でもないけれど、それだけ。
 (ひょっとすると、すごい単行本で、それが理解できない私が無能と言う可能性も多くあるけれど)
 おそらく、その手の雑誌やお昼のワイドショーがお好きな方には面白く読めると思う。
 売春などで生きている少女らのレポート。まぁ、知らない世界なので、そういう点では「へー。」「ふーん。」と言う感じで楽しめる。

 特筆すべき点はなかったけれど、登場人物のとある台詞に「突っ込まずにいられなかった」ので引用。

引用:「男の人はみんな私とセックスすることしか考えていないもの。あるいは私のお金が目当てなの。」

 と著者に相談(?)する台詞がある。
 この台詞って本屋の店主が「うちのお客さんはみんな本ばかり買いに来る。たまには(品揃えしていないけれど)野菜もありませんか?って聞いて欲しい」と嘆いている様なもの。体を売っているんだから、セックス以外に何が提供できるというのだろうか?
 その辺を著者には突っ込んで欲しかった。
 (買うほうは)個性や人格に興味はないのは当たり前だし、「有機物でできたおもちゃをレンタルしている。」程度の感覚だろうから、人間性を見るわけがあるまいて。(人間性を見たところで、はたしてそれが備わっているかも甚だ疑問だけど)
 そして、体を売っている自分の周りにくる一部の男をみて、「男の人はみんな」と世のすべて男だと決め付けるのもどうかと思う。

 あとこの登場人物の別の台詞で

引用:客は最低最悪の人間だと思っている。

 と言うのもある。
 たぶん、買っているほうにも自覚はありそう(笑)
 感覚的には食欲を満たすためにコンビにで弁当を買うのと同じ感覚で、性欲を満たすために女を買っているんだろうから、コンビニの店員に「コンビニ弁当なんか食べて最低だな。」とか思われても全然平気だと思うし。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。