マジック

SNSにおけるマジシャンたちのアピールの分析

最近はSNSで誰でもが情報発信できる時代になった。
 (いわゆる)プロマジシャンたちもこぞって色々とアピールしている。そこで、特に多く見られる3つのアピールを分析してみた。

アピール1:「プロは観客を楽しませる必要があって大変だ。」

 マジックが演芸の一種であり、観客がいてることが前提である。なので、プロだからと言って、「観客を楽しませること」を、殊更[ことさら]に強調することでも無い。
 つまり、マジシャンたるものプロ、アマに関係なく観客を楽しませる必要がある
 なのにわざわざそれをアピールするのは、言外に「我々プロはアマチュアとは違うレベルで物事を考えて演技しているんだよ。」と言うアピールが含まれているのであろう。
 残念ながら、マジック業界においては、むしろアマチュアの方が、アマチュアだからこそ趣味として全身全霊をかけて観客を楽しませることを考えている傾向がある(様に見える)。
 それらを口にする(投稿する)ことで、社会に適合できずに手品でどうにか食いつないでいるだけの自称プロが、中身のないプライドだけを保っているだと推測できる。
 (海外は知らないけれど)日本における(いわゆる)プロマジシャンのレベルがいかに低いかがよく分かる現象だと思う。
 ※「いわゆる」とつけているのは、「本物の」プロマジシャンと区別するため。
 こう言う言い方はどうかと思うが、「アマチュアの方々の大半は社会に貢献する立派な仕事をしながら、マジックでも観客を楽しませている」のであって、アマチュアとして対比としてプロだからどうだとか、こうだとか言われる筋合いはないし、言われたくもない。

アピール2:「すごい時間・量のマジックの練習している。」

 職業なんだからすごい時間・量の練習をするのは当たり前。それをアピールする姿は恥ずかしい。
 料理人は料理の勉強、研究、試行錯誤を繰り返し、法律に携わるものは日々生まれる新たな法律を勉強し、新たな裁判事例を研究する。なぜならその道のプロとして当たり前のことを当たり前のようにしているだけ。
 だが、この業界の中にはあまり練習もせず稚拙な演技を披露している人が多い。アマチュアの私から見ても容易に分かり得るレベルである。
 なので、少し練習した程度で、自分は他の(練習しない)プロとは違うとアピールしたいのかも知れない。

アピール3:「我はプロ様である。我に無料や友達価格で仕事を頼むな」

 最近(2016年)、このネタを投稿するマジシャンが多い気がする。ブームなのか?
 アマですら客を選んでいる中、客も選べ無いのに本当にプロか?と問いたい。
 「嫌なら断れば済む話し」である。
 しかし、これらの投稿のコメントには同業者から賛同・賛美で埋め尽くされる(笑)。傷の舐め合いで溜飲を下げているだけ。マジック業界の程度が低いことが投稿のみならずコメント群からも読み取れる。
 「そんなしょーも無いことをブログなりSNSなりで愚痴ってる暇があるなら練習とか研究しろよ、プロとして。」と、言わざるを得ない。

‘16.02.20

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