読後感

起死回生ロード 倒産寸前企業の事業再生

タイトル:起死回生ロード 倒産寸前企業の事業再生
発売日:2022年10月24日
出版社: 幻冬舎メディアコンサルティング
著者:神門剛

 大手ゼネコン等の再生や中小企業の事業承継に取り組んできた著者が、経験から描かれた「昭和創業、2代目社長企業のあるある」を詰め込んだ企業再生物語。

 さまざまな同様の中小企業の問題点を一つの企業に集約してみた、逆の意味で理想的な二代目ワンマン社長が経営するメーカーが舞台。著者のさまざまな経験から生み出した問題企業のキメラ体みたいな感じか?
 ここまで問題が積算している企業は実際には存在し得ないと思うけれど、本著内で出てきた複数の問題点が存在する中小企業なんていくらでもありそう。中小企業に限らず、トップが皇帝の様に振る舞う大企業だってあるんだから舞台が中小企業なだけで、大企業でもありそう。

 (色んな法律絡みの)細かいところは大胆に省略して読みやすい。またストーリー展開のテンポも良く、ボリュームも多くなく、飽きずに一気に読み終えた。

 

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