読後感

ここはとても速い川

タイトル:ここはとても速い川
発売日:2022/12/15
出版社: 講談社
著者:井戸川 射子

 めっちゃ読みにくい。理由は大きく3つ。

 改行がない。文章(セリフ)と文章(セリフ)の繋ぎ目が不明瞭な文体で、一瞬「誰のセリフ?」ってなることが多々あった。この二つに加えて、大阪弁(たぶん、大阪北部の大阪弁)で書かれている。大阪人に私ですら少し戸惑うレベル。他府県民なら読み進めるのは苦痛でしかないと思う。

 内容がどうとかを評したり感想を述べられるレベルではないと思う。短編なのに長編を読んだくらいの疲労感。いい意味の疲労感ではなく、純粋に疲れただけだった・・・。

 ただ単に、私に感性が無く、読解力が低いだけだと言うことは認めつつも、内容もイマイチ「えっ? だから?」って言う感じだった。おそらく物語を楽しむのではなく、登場人物たちの抒情的な描写を楽しむ類いなのだろう。ただ、そうだとしても最初に戻るが、「読み難くさ」が上回ることで何も残らなかった一冊だった・・・。

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