読後感

会社法のみちしるべ 第2版/大塚英明

タイトル:会社法のみちしるべ 第2版
発売日:2020/09/20
出版社: 有斐閣
著者:大塚英明

 会社法の成り立ちから、あるいは会社と言う概念の成り立ちから解説されていて、会社を取り巻く環境の変化に応じて会社法が変遷してきた経緯にも触れられている。そのため、ある条文がなぜ存在するのか、どのような意味合いを持つのかまで理解することができる。
 特に、行政書士試験や司法書士試験をうけられる方にとって、「ただ暗記するだけ」ではつまらないし、そういう覚え方も時には必要だけど、やはり理由・意味から覚えると忘れにくいし問題を解くにあたっても間違えにくくなるから読んで損は無いと思う1冊。

 かなり噛み砕いて解説されているので、私のような専門外(法学部の学生でもなければ、法務部の人間でもない)の者でも理解がしやすかった。
 また、私が専門外と言っても、一応は行政書士試験合格者(未登録)であることを鑑みると、さすがに何の知識も無い状態であれば難しい。もっとも、何の関連も無く、何の知識も無い方が本書を手に取るとは思えない。そこは気にすることはないか。
 私的には丁度良いレベルだった。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です