読後感

魯肉飯のさえずり

タイトル:魯肉飯のさえずり
発売日:2020/08/21
出版社:中公文庫
著者:温又柔

ママがずっとわたしの恥部だった――。
就活に失敗し、逃げるように結婚を選んだ桃嘉。
優しい台湾人の母に祝福されるも、理想だった夫に一つ一つ
〈大切なもの〉をふみにじられていく。
台湾と日本のはざまで母娘の痛みがこだまする長編小説。
織田作之助賞受賞作。〈解説〉渡邊英理

honto HP 商品解説より抜粋

 「魯肉飯」の単語のみで購入した一冊。台湾旅行に行くと必ず何度も食べる、最も好きな台湾飯の一つである魯肉飯の文字が踊る。そして織田作之助賞受賞ともあったので、「まぁ買って損はしないだろう。」という感じで手に取ってみた。

 まず、まだまだ最低限の漢語(中文)しか話せない自分ではあるものの、主人公(桃嘉)の母が自分の思いをちゃんと伝えられないもどかしさと葛藤に共感を得て、「そうだよねぇ。」なんて頷くところも多々。

 小説としては、感情、思いやり、わだかまりなどの心理描写が深いと言うか、それらを中心に話が回っていくので、内容は少し重く読み進めるのには時間がかかった。ただ、それでも飽きさせないしテンポ良く進む物語ですぐに読了できた。

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