読後感

からくり探偵・百栗柿三郎:伽古屋 圭市 /1903

タイトル:からくり探偵・百栗柿三郎
初版:2015年4月24日
発行所:実業之日本社文庫
著者:伽古屋 圭市[かこや けいいち]

 ライトノベルと言う分類になるのだろうか?。内容的には中高生向けだと思う。決して(音と漢字だけが)似ていて、その実はまったく非なる存在である私の様な「中高年」向けではない(^^;;;
 テンポよく読めて、気軽に楽しめる感である。
 4話構成で、それぞれに完結はしている。けれど、1から3話はそれぞれが、4話へ向けた伏線と言っても過言ではない。
 1話1話が短いので、謎解きに若干の強引さがあり、また多分に都合主義的な設定を感じてしまう。しかし、全体的に特にミステリーに重きを置いているわけではなく、そう言うところが漫画チックであり、そのおかげでテンポよく事件解決していく要素にもなっている。そのため、読みやすいと言うことも言える。
 時代設定が大正(おそらく大正3年)と言うことになっているため、雰囲気づくりのためだと思われるが、一般的な言葉をあえて今はほとんど使われない古臭い言葉に置き換えている。ただし、多用しすぎて違和感を感じる部分もある。さらに使い方あってる?と言う単語も見受けられた(私が言葉を知らないだけかも知れないけれど)。全体的に単語を類語辞典で調べて、無理やり今は使わない言葉に置き換えただけと言う感じがして逆に違和感を呈してしまっている。残念ながら、「ここでこう言う綺麗な言い回し(単語)を持ってくるか!。」と思わせる様な使い方ではない。

 あと、普通の方は絶対に気にしないが「アマチュアマジシャンBlog」を標榜する本blogの管理者としては触れておきたい部分があった。先の通り、種々の単語を現在はあまり使われていない単語に置き換える文章であるが、「手品」をあえて「手妻」としていたところには物申したい。まだ「奇術」とした方がよかったようにも思う。ただし一般的には、手品もマジックも手妻も奇術もハンドパワーも十把一絡げなので、どちらでもいいのだけれど・・・

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