読後感

「顧客消滅」時代のマーケティング/小阪裕司

タイトル:「顧客消滅」時代のマーケティング
初版:2021年3月11日 (2021年4月15日 第1版第2刷)
発行:株式会社PHP研究所
著者:小阪裕司[こさかゆうじ]

 著者は「ワクワク系マーケティング実践会」と言う会を主宰されているようで、その実践会の会員による実例が数多く紹介されている。

 書いてあることは至極真っ当なことで、真っ当なだけに特に目新しいと言う感じでもないのも確か。だからと言って価値がないわけではなく、その至極まっとうなことを「実践」して成功している例がたくさん紹介されている。ただ、実際問題として、多くのマーケティング系の著書にも書かれているが、多く人は「うちの業界では・・・」「我が社の社風には・・・」「そういうノウハウがなく・・・」と言い訳から入って、至極真っ当なことが実践できないあるいはしないパターンが多いのだと思う(成らぬは人の為さぬなりけり的、あるいは言うは易く行うは難し的な)。

 そう言う観点からすると、多くの事例を紹介しつつも、具体例が多く、身近に感じられるように工夫をされた本著はマーケティング本でありながら、どちらかと言うと「啓蒙本」的な要素も強く打ち出された一冊だと思った。

 本著にも「目の前の危機になすすべく流されるか、成功するかはともかく、自分のビジネスを守るための何らかの手を打つことができるか。その差は大きい。」と書かれている。

 テクニック的なことも紹介されているけれど、本著の結論は「小さな一歩からでも、まずは行動すること。」かな?

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