マジック

ハーフダラー 64年

 手品、とりわけクロースアップマジックでよく使われるアメリカの50セント(0.5ドル)コイン。
 通称、ハーフダラー。

 マジックに使われるけれど、買いに行くのは奇術材料店ではなく、古銭商。1964年の年号の物で1枚700円~900円程度。(2005年時点)
 古銭商に「50セントコインください。」って行くと「手品ですか?」と声をかけられた事もあるので、手品とは関係のない古銭商の売り子さんも50セントコイン=マジックと言うイメージがあるほど、マジシャンが使うコインとして定着ぶりがうかがえる。
 話しはそれるが、イングリッシュペニーを買ったときも「手品ですか?」って聞かれた。「違います。」って答えたら何か(店員の対応など)が違うのだろうか・・・。今度、機会があったら聞いてみよう
 日本のコインでも年号によって価値が違うのと同じで、1964年のハーフダラーが高価(年号にこだわらなければ1枚300円程度)。
 ’64年の年号の物が高い理由は、格段に銀の含有率が高いため。
 それでもトランプ1セットが400円~600円程度することを考えれば、なくさなければずっと使えるのでコストパフォーマンスはかなり良い道具だと思う。

 マジシャンが他の年号ではなく、1964年のハーフダラーを好う理由は、
「(コインが当たったときの)響きが良い」
「色(輝き)が良い」
「手にフィットする」
 などさまざまで、ちょっと薀蓄っぽかったりします。
 が、私が使う最大の理由は「練習していて手が臭くならない」
 これが以外に重要だったりします(^^;;;
 響きが良いとか、色が良いとか、手にフィットするとか、コインマジックを始めた頃は「そんなのは関係ないだろぉ。」って思ってましたが、最近なんとなくそんなところにもこだわってみたくなった。(もちろん、他の人には強要しない)。
 いろんな理由があるけれど、そんなこんなでやっぱり64年がお勧めかな?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です